京都大学 大学院農学研究科 応用生命科学専攻 植物栄養学分野
Plant Nutrition Laboratory, Graduate School of Agriculture, Kyoto University
京都大学 大学院農学研究科 応用生命科学専攻
植物栄養学分野
更新 2024.9.26
地球の物質循環における植物の機能を
理解し、環境、食料、エネルギー問題
の未来を考える
2024年5月 ソフトボール大会
最近のニュース
2024年9月24日
邢 健君が修士号を授与されました。応用生命の代表として、総長から学位記を授与されました【写真】
2024年9月18日-21日
神戸で行われた第2回アジア‐オセアニア国際光合成会議で上妻、加藤、熊沢、今泉が口頭発表を、辻、竹内、中村、邢健がポスター発表しました。加藤がポスター発表賞を、今泉が口頭発表賞を受賞しました。
2024年9月19日
熊沢が筆頭著者の論文がiScience誌に掲載されました【論文】
2024年9月8日-11日
フィンランドのトゥルクで行われたEMA2024に上妻、今泉が参加しました。
2024年8月7日
第24回 日本光生物学協会年会において、熊沢、今泉、播本が発表を行いました。今泉がポスター賞を受賞しました【写真】
研究室について
本研究室は、肥料学に端を発する歴史ある研究室です。2021年4月から伊福が教授として着任し、新しい研究室をスタートさせました。前所属である京都大学大学院生命科学研究科では、光エネルギーを化学エネルギーに変換する植物の営み(光合成)の分子メカニズム、反応調節に関する基礎研究と、その物質変換への応用を目指した研究を行なってきました。新しい研究室は、ガラス温室や圃場を備えるなど、さらに研究の幅が広がることが期待されます。スタッフや学生さんと協力して、活気ある研究室にしていきたいと考えています。
研究紹介
光合成をする生物(植物)の光エネルギーを用いた物質変換のしくみ、無機栄養の機能、環境変化への応答・適応機構を解析しています。
光合成の光エネルギー変換反応などの植物栄養代謝を支える分子機構を、無機化学・生化学・分子生物学的に解析し、植物の環境ストレス応答などの生理現象の理解や、作物の生長促進、植物代謝機能を利用した有用物質生産に発展させる研究を行なっています。また、地球上の物質循環において、水圏の光合成生物(植物)が果たす役割は大きく、それら藻類を研究対象としたも進めています。
光合成の分子メカニズム
光合成の電子伝達鎖を支えるタンパク質複合体の分子集合、レドックス調節に関わる因子の機能解析を進めています。
植物の環境応答
非破壊測定を通して、植物のROS に対応する仕組みと能力を解析しています。
無機栄養素の役割を知る
細胞壁におけるホウ素の生理機能、及び、細胞壁ペクチンの生合成機構と生理機能に関して研究を進めています。
微細藻類の光合成
ケイソウの光合成特性を改変し、増殖と有用物質生産能を向上させることを目指しています。
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ifuku.kentaro.2m[at]kyoto-u.ac.jp